1つの道を集中し続けた人が成功を手にする。あるいは編集力によって

      2017/02/07

彫刻家の大黒貴之です。

世界の長者番付にも登場する
2人の偉大なアメリカ人がいます。

1人は投資の世界で神様と言われる人物
ウォーレン・バフェットさん。

そして、もう1人は
マイクロソフトを立ち上げた
ビル・ゲイツさんです。

日本でも超有名な2人の天才ですが
プライベートでも交流があり、
互いにリスペクトをする者同士です。

成功した秘訣を、彼らにインタビューしたところ、
その秘訣は2人とも「集中」だと答えたそうです。

Photo via VisualHunt.com

その道で成功するには1つのことに集中してそれを継続すること

ウォーレン・バフェットさんは
彼の師匠の投資法を展開し自分が編み出した
投資の方程式に則って、その方法を貫き通し
今の莫大な資産を築き上げました。

そしてビル・ゲイツさんは
コンピューターを1人1台持つことなんて
誰も信じなかった時代にWindowsを開発したのです。

彼らに共通することがあります。

それは「そんなことできるわけない」とか
「そんな方法で成功するわけがない」と
世間に言われてることには
耳も傾けず、自分の信念を持ち、
自身の仕事に「集中」し続けたことです。

平行してこの記事でも書きましたが
元和田中学校の校長でもあった
教育実践家の藤原和博さんが説いている
「編集力」についても話す必要があります。

藤原さんは、1998年に登場したGoogleを節目に
その前後をGoogle以前、Google以降と言っています。

G以前は、1つの正解を求める情報処理力が
重要視されていたのに対し
G以降は、全く違うものを結びつける力である編集力
が大切になってきていると。

確かに、バフェットさんもゲイツさんも
G以前にすでに成功をしていた人です。

つまり20世紀の時代を
駆け抜けてきた人たちだということもできます。

異なる道の性質を掛け合わせることも成功するための秘訣になる

一方で、時代の移り変わりが早くなった21世紀は、
1つのことに集中するよりも3つことを順番に集中し、
「編集力」によってそれらを結びつけた結果、
誰もに真似ができない希少性をもった仕事を
することができるのだと藤原さんは言います。

ぼくは、どちらも正しいと考えています。

例えば、ある事業で成功した人は自分が持っている会社へ
お金、時間、労力を集中投資した結果、成功しているわけです。

それは、スポーツ選手、漫才師、歌手、武道家などにも
共通していますよね。

1つの道に、多くの時間をかけるということは
それだけ周囲の人とは、圧倒的な知識、経験も
持つわけですから、必然的にその道のプロになっていくわけです。

芸術家を目指す人たちも
「これでは割りに合わないな」とか「これではリスクが大きすぎる」と
感じて、制作することを止めていく人は山のようにいます。

でも、結局残っていくのは、それでも
その芸術家を止めずに制作することに集中できた人たちです。

そして、継続していくことが何よりも難しいことなのです。
関連記事:「継続は力なり」 1プラス1は2ではなく10になる

編集力という意味でいうと、
例えば、芸術家に加えて教育家と武道家とを
かけた合わせたような人物になれば、
制作される作品や生み出される武の型、新しい教育実践が
誕生する可能性もあるわけです。

いずれにしても、あれもこれもと
いわゆる器用貧乏になるのではなく、
1つのことに人生をかけて集中し続けた人が
その道で成功を収めるのです。

もちろん、その道中は山あり谷ありですが、
その先には、きっとその道を歩み続けた人しか見ることが
できない風景が広がっているのでしょう。

ぼくは彫刻家の道を歩んでいますが、
その風景を是非とも観てみたいですね。

関連記事:【編集力】子どもは想像力の結晶。想像力は「遊び」で養われる!?

Alles Gute! (アレス・グーテ!)

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