【資本論】世の中95%がお金だって!でもね、残り5%との比重は・・・?

   

彫刻家の大黒貴之です。

近年マルクスの資本論への再評価が浮上してきているようです。

マルクス(1818-1883)は、資本主義を徹底的に批判しました。

彼は150年にこうようなことを予測しました。

「気を付けろ!資本主義の行く先は、貧富の差がドンドン拡大していき
資本家以外の人たちは疲弊していく一方になるぞ!」

資本主義の下では全てが商品化されて価格がつけられると
彼は資本論の中で論じました。

かつて「愛はお金で買えるのか?」というテーマが
テレビでも話題になったことがあります。

あなたはどうお考えですか?

Photo credit: The British Library via Visual Hunt / No known copyright restrictions

世の中の95%を占めるお金と残りの5%

ぼくの答えはYesnoです。

つまりどちらでもありません。

半分本当で半分嘘だと思います。

確かにある程度のお金があれば、
異性にもモテたり、好きなものが買えたり
他人からの承認度も変わってきます。

つまり、世間の人の大半は見た目でその人を判断しているのです。

高級な時計やスーツ、靴、車や家などを所有するのは
それだけで相手よりも心理的に優位に立てる可能性が
高いからだと言われています。

つまり、心理的作用がその時点で働くのです。

愛というものは、何か少し違います。

人を好きになるというのは、一時の感情であり、
遺伝子を残す本能でもあります。

お金を持っている男性が無い人よりもモテるのは
女性が自分の遺伝子を安心して
残すことができる可能性が高いからです。

大学時代、ある先生からこのような心に残る話を聞きました。

「世の中の95%はお金で解決できる。
残りの5%はお金以外の人が持っている大切な心の部分だ。

95%のお金とそれに変えられない5%の心の部分。
どちらが重たいのかというと残りの5%の方がはるかに重たいんだよ」

この5%の部分が愛と呼ばれるものであるならば、
全てをお金で買うことは不可能だということがわかります。

それでも資本主義の下では世の中全てが
商品化されるとのマルクスの指摘は
95%の物事はお金で解決できると言った
大学の先生の言葉と共通するものがあります。

マルクスは世の中の商品には、
使用価値交換価値があると言いました。

使用価値は、その商品の機能ですよね。
つまり、デザインがかわいい、
ブランド力がある、卓越した技術で作られているなど。

交換価値は、そのままですね。
例えば、グローブとサッカーボールが交換できるということです。
つまり物々交換ですね。
物々交換ができるということは、お金にも交換できます。

ここ重要ですよ。

ここにお金が介入してきましたよね。

本来は物々交換では面倒だから
お金という小さな媒体を使用していました。

そして、いつの間にか、お金を得るために物を得る
という構図になったのです。

さらに資本家は、労働力(労働者が職務に従事する質や時間)
によってつくられるのが商品だということを知っていました。

ですから、彼らはより多くの労働力を得ること、
つまり労働者が長時間働くことによって
多くの商品を生産させたのですね。

その結果、労働者は疲弊し、資本家たちは
より富を得ることになっていきます。

次回へ続く!

Alles Gute! (アレス・グーテ!)

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