「しあわせの青い鳥」は見ることのできない感じるもの

   

彫刻家の大黒貴之です。

幸せとは何なのでしょうか。

全ての人が同じ幸福を味わうことはできません。

なぜなら幸福とは絶対的なものではなく
相対的なものだからです。

幸せとは何か

青い鳥とは何なのだろうか

農家をしておられる方からこのような話を聞いたことがあります。

彼は以前相当稼いでいたのですが、
でも家庭に問題があり、仕事が終わってから
家に帰るのが億劫だったそうです。

今は自発的にやりたい農業に転職し
時間の確保を大切にするようになりました。
以前ほどの稼ぎはなくなりましたが
子どもが待つ家に帰るのが楽しみでしかたないと。

お金があることはある程度の不自由さからの解放を意味しています。
お金があることによって、確実に選択肢は増えます。

例えば、たくさんの年収を稼いで、物質的な欲望は満たされても
なにか心に穴が空いている感覚を覚える人や
決して贅沢できないけれども家族と過ごす時間が
たくさんあって毎日が健康な日々を送っている人。

お金があるとかどうかということではなく
幸福や不幸とは人によって違うものです。

だから、あの人のようになりたいと思ってもなれませんし
なったところで、その人が同時に抱えている悲しみや辛さは抱えきれません。

しかし不思議なもので隣の芝生は良く見えるもの。

つい無いものねだりな比較論をしてしまうのが人の心の弱さでもあります。

ひょっとしたら、自分にとっての幸福はここじゃなくて
あっちにあるんじゃないかと・・

幸せとは論理ではありません。

「幸せだと感じるかどうか」です。

何をしているときに「あ~、いい感じ!」と感じますか。

美味しい食事をしているとき。
温泉に入っているとき。
旅行をしているとき。
好きな人と一緒にいるとき。
家族と静かな時間を過ごしているとき。
絵を描いているとき。
歌を歌っているとき。
釣りをしているとき。
スポーツをしているとき。
ショッピングをしているとき。
美術館にいるとき
仕事をしているとき


そこにお金や時間をどれだけかけるかどうかは別にして
それらの体験の感覚は人によって異なるものです。

それは自分にしかわからない感覚。

人が「これ、いいよ」と言っても違うかもしれません。

幸せの感覚は、自分が「いいな」と感じる瞬間を探すしかありません。

もし今の場所にそれがないのであれば、それを発見する旅に出るのも一案です。

他者との関わりの中でも多くの幸せを発見することもできるものです。
しかし人から与えられるものではありません。

幸福は自分を知ること。

自分を知ることは自身と深く向き合うことと同時に
他者との関わりの中で発見することでもあるのではないでしょうか。

「しあわせの青い鳥」という物質はありません。

「しあわせの青い鳥」は、決して目に見えない「感じる」ものなのです。

Alles Gute! (アレス・グーテ!)
 

Author by gross-schwarz

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