【井上家の大改修】訪問するたびに表情が変わる倉敷、美観地区

   

彫刻家の大黒貴之(@Gross_Schwarz)です。


11月のある週末、岡山県の倉敷へ行きました。

2013年冬、以来の再訪となりました。

大原美術館を主軸にその周辺の街並みを散策。
紅葉が見頃でした。

若い方が結婚式を挙げておられて、
その光景も風情がありました。

美観地区では、築300年になる井上家の大改修工事が行われていて、
工事中の様子を見学をすることができたことは大変勉強になりました。

天保年間(1830~44)頃の姿に復原するといいます。

平成24年12月から工事が始まり、
平成34年6月に完了するそうです。

家屋を約200前に戻せる技術や
10年におよぶ改修を地道に行う職人さん、
調査をする方たち、
そして、当主の方には本当に敬服します。

復原した姿を是非観たいと思います。

次回、訪れるときもこの地区は
また違う表情をみせてくれるのでしょう。

このタイミングで来れてよかったと感じています。

ちなみに、えびす商店街にあるとんかつ店
「かっぱ」の名代とんかつと
大原美術館横に佇む喫茶店「エル・グレコ」の
コーヒーとブルーベリーチーズケーキ。

ぼくには絶品です。

両店ともにお店の切り盛りは
女性の方々が全て行っている光景もまた印象的でした。

写真は、改修工事中の井上家の土壁を切り取ったもの。
300年の間に何層にも塗り重ねられているのがわかります。

現在は層の周辺に見える色味ですが、
天保年間の土壁の色は階段状になっている
層の左側の赤茶色だったそうです。

ですので、改修後は赤茶色の土壁が屋内に広がるとのことです。

Alles Gute! (アレス・グーテ!)

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