15年間テレビを見ない生活を続けて良かったことを5つ考えてみた

      2016/12/23

彫刻家の大黒貴之です。

もう7年くらい前にこのような記事を書きましたが、
その後もほとんどテレビを見ない生活が続いています。

もうかれこれ、15年くらいにはなりましょうか。

2001年にドイツへ行ったのをきっかけにテレビを見ない生活を始めました。

まだ地上波を受信できていた頃は、たまにつけることもあった我が家のテレビですが、
今は地デジになっているので、地上波さえ飛んできません。
我が家のリビングにあるテレビはただの箱で、DVDを観るときに使うくらいです。

外出時にテレビの映像が目に入ることがありますが、
なんだかそれが新鮮に映ることさえあります。

ドイツに行く前は、本当に長い時間テレビをつけていました。

今になって、その時間を過ごしてしまったことに愕然としています。

確かに素晴らしい番組も放送されているのですが、
多くの番組が年々ぼくには合わなくなっていました。

歳を取ったこともあるのでしょうけど、
別になくても普通に生活できていますし、
今やネットやスマホがあるので、
ニュースや天気情報くらいは容易に入手できるわけです。

今の世の中、テレビは生活をするうえで本当に必要なものなのでしょうか。

テレビを見ない生活で気づいたこと

テレビを見ない生活Photo via Pablo GarciaSaldaña via VisualHunt

1.自分の時間が増える

テレビを見る時間を自分の時間に割り当てることができます。

何も考えずにテレビを見ることは、時間を消費しているのと同じことです。
同じ時間を使うのなら将来につながる時間にあてがうことも大切です。

視聴している時間が自分の時間だというのも一理あるのですが、
例えば、その時間で良書を読んだり、勉強をしたり
ブログの記事を書いたりすることもできるのではないでしょうか。

2.不必要な情報をカットできる

テレビ(民放)はコマーシャルを届けることがメインで
それぞれの番組はその付録みたいなものです。

ですので、いかに視聴者に番組を観てもらえるかを考えて巧みに制作されています。
同時についつい自分に必要のない情報までも受け取ってしまいます。

ぼくがいつも不可解に思うのは、とりあえずをテレビをつけて
見てもいないのにダダ流しになっている状態です。

これでは家族や友人知人が来て話をしていても
うるさくて会話に集中できません。

という自分もかつてはそういう状況をつくっていたので反省すべきです・・・

今では自分が必要だと思う情報はネットや書籍などで能動的に入手できる世の中です。

3.考える時間が増える

テレビを見ているとただただ受動的に情報を受け取ります。

先の「1.」にもつながるのですが、
自分で考える時間を持つのなら、ある程度の時間はどうしても必要になります。

ある番組を起点にして社会のことなどを
考える始めることができるようなものならとてもいいことです。
実際にそのような優良番組もあります。

平行して、テレビはコマーシャル、つまりスポンサー企業に
都合の悪いことはどうしても流せないということも考慮しなければ
ならないのではないでしょうか。

4.静かな時間を持てること

聴きたくもない出演者の会話や音楽が流れているのはあまり心地良いとは思いません。

それよりも家族や友人知人との会話、絵本を読む時間、
他にも好きな音楽、外の虫などの音を聴くほうがよっぽど心地良く感じます。

15年もテレビを見ない生活を続けていると
箱の中の音が長時間続くと耳が痛くなってきます。
煩わしい音が耳に入ってこないと考える時間が増えるんですよ。

5.家族との会話やふれ合いが増える

これは間違いなく増えます。

テレビを見ていると番組に夢中になり、家族の会話が生まれにくくなります。

ぼくが子どものころは家族間でテレビ番組の取り合いになることは
珍しくはありませんでした。そして、番組に夢中になると
ほとんど会話をせずにテレビに集中しているわけです。
今から考えるとなんとも不思議な光景だと思います。

・・・・・・・・・・・・

 

確かにテレビ番組は人・金・時間を使って制作されているので、
情報の裏を取ったり、視聴者を楽しませるようにつくられているのも確かでしょう。
ですので、その分ネットの玉石混交の情報より洗練されているのもまた事実です。

しかしテレビの中に映っている人たちの意見が全て正しいわけでもありませんし、
本当に大切な情報が流されてるわけでもないこともまた事実です。

娯楽として家族団らんでテレビを見る。
そのような時間も和みあるものでしょう。

帰ったらとりあえずテレビのスイッチをポチっという生活を
少し手放して静かな時間を送ってみると意外となんてことないなぁと気づいたり、
今まで見落としていたものを発見できるかもしれませんよ。

Alles Gute! (アレス・グーテ!)

参考記事:テレビばかり見てるとバカになるってどういうこと?想像力の回生についての考察
参考記事:小津安二郎監督の「お早よう」を見て考えること

Author by gross-schwarz

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