はたして思考は具現化するのだろうか

      2016/12/11

山を観ること、そして、その山を登ること

思考は具現化するのかPhoto via VisualHunt.com

こんにちは、彫刻家の大黒 貴之です。

何かを成し遂げたいとするとき、
ヴィジョンを持った方が良いという意見と、
環境が大事だという意見があります。

ぼくは、その両方のバランスが大切だと考えています。

今日は、岡田斗司夫さんの論評を踏まえながらヴィジョンの話をしますね。

世間には、思考は具現化するという本や映像がたくさん出版されていますが、
はたしてそれらを実践し、事は成し遂げられるのでしょうか。

その点について、岡田斗司夫さんが大変興味深い論評をしていました。

結論から言うと、半分本当で半分嘘だと彼は言います。

岡田斗司夫 「思考は現実化する」。その考え方は「半分ウソで半分ホント」

実際に思考を具現化できる人は、
100人いれば5人、30人くらいの人たちはそこそこ具現化し、
残りの65人は失敗に終わるのだと。

で、ここからが重要なのですが、
その100人は本気で自分のヴィジョンが具現化すると信じ行動していきます。

そして、その100人の周辺には10000人くらいの人がいます。

その彼らの多くは、100人の人たちに
「そんなことできるわけない、そんなことはやめとけー」という人たちなのです。

10000人の人たちは、何をやっても無駄と思って行動もしないし、
100人の人たちがすることに対して知識も経験もない人たちが、
自分たちの勝手なイメージや経験論だけで、
「そんなことはやっても無駄だ」と言ってるんですよね。

先ずは、その100人の思考になる

何かをしたい、成し遂げたいというその人の思考を起点にして
ヴィジョンを立て、それに向けて実践していく。

もちろん、そのヴィジョンを達成するには、
多くの壁や難題が待っていることでしょう。

それでも、それらを乗り越えてその先にある景色を
その人たちは観ようとしているんですよね。

何かを成し遂げたいと考えるなら、
先ずは、本気でそれが具現化するのだという思考を持つ
100人の中に入る必要があるんです。

100人は、自分が登る山が観えていて、
5合目まで登ったらきっとこんな景色が観えるんだろうな。
頂上まで登ったそれば素晴らしい景色が観えるんだろうな。
いや、なんとしてでも観たいな。というヴィジョンを持って
一歩ずつ登山をしていく人たち。

10000人は、その山すら見えないので、
登山をしている人たちが一体何をしているのかわりません。
だから、「そんな危なっかしいことはやめた方がいいぞ~」って、
言っているイメージかな。

生き方の問題ですから
どちらが正しいとか間違っているとかじゃないんです。

ただ、彼らが観ている、或いは観ようとしている景色は、根本的に違うんですよね。

Author by gross-schwarz

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