弱点を強みに変えれることは、なぜ良いのか

      2016/12/15

彫刻家の大黒貴之です。

突然ですが、
いままでに麻雀や花札で遊んだことはありますか?

えっ、ないですか(汗)

実は、これらのゲームは人の人生に例えられることがしばしばあるんですよ。

「えっ、なんでゲームが人生にリンクするの?」

知りたいですか?

「えっ、まぁ・・」

乗っていただき、ありがとうございます!

では、さっそくその理由を一緒に考えてみましょう。弱は強なり
麻雀というゲームは「役」の組み合わせによって点数が加算されていきます。

「役」というのはどのような牌を揃えたのかで決まる
点数のようなものだとイメージしてください。
ポーカーでいえば、ストレートフラッシュやフルハウスのようなものですね。

役には小役から大役まで多数の役あって最高の役は役満と呼ばれます。
いわばロイヤルストレートフラッシュみたいなものです。

役満にはたくさんの種類があります。

同じ種類の牌ばかりがそろっていたり、3つ同じ牌が4つそろっていたり
数字が切れ目なくそろっていたりと大方は通常の配役ではない美しい並び方をします。

しかし、その中でも国士無双というのは独特な役満の型なのです。

というのは、全ての牌がバラバラなのです。
なんのかかわりもない牌が一つずつズラッと並んでいるのです。

通常であればすぐに切る(捨てる)ような使えない牌が一つずつあります。
一つのだけの牌を見ると価値はありません。
しかし通常では無意味なそれらの牌が
すべてそろうと最高点をたたき出す役萬に変わります。

しかも実に不思議なもので、その配役が妙に美しく見えるのです。

これに良く似たことは、花札やトランプにも見られます。

実は「弱み」が「強み」?

これらのゲームの話が何を意味するのかというと
自分が持っている弱点やコンプレックスが実は最強を形成する一つであるということです。

通常、そんなことは人に言うことはしたくありませんよね。
どちらかというと世間的に良い事や耳辺りが良いことを言いたくなります。

しかし、視点を変えれば、
世間的に良い思われているは実は人の平均値なのですよ。

あなたやぼくには必ず弱点やコンプレックスがあります。

つまり、それをうまくつなぎ合わせたり、組み合わせることによって
その人にしかできないオリジナルなものが生まれてくるのです。

なぜなら、弱点やコンプレックスは他の人には真似ができないものだからです。

例えば、ぼくは中学のときに両親が離婚しましたが、
それはとんでもないコンプレックスの塊でしたよ。
思春期ということもありましたし、それは世間の良いことではなかったのです。
勝手に自分でそう思い込んでいたことありましたし、
今、振り返るとなんでもないことだったのですがね。

でもね、その間にいろんなことを考えることができたんです。

「存在」に対してへの思索が始まったもこの期間でした。
自分のコンプレックスだった両親の離婚きっかけに
深く考えた時間は、今の作品へも反映されてます。

もちろん弱点やコンプレックスを強さに転換することは
勇気とエネルギーが必要になりますが、
それができたとき、その人にしかできない独自なものを
生み出すことができます。

そして、それらの弱点は実は世間の人たちは言わないだけで、
誰もが持っているものでもある
のです。

だからこそ、そこに感動したり共感することが多々あるのです。

逆説的ですけどね。

人が言う「みんな」とか「世間」というのは、あくまでも「平均値」なのです。

その平均値からは決して「自身の答え」や「生き方」は見つかりません

そして、それが自分の魅力にも昇華されていくことになるのです。

Alles Gute! (アレス・グーテ!)

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