TAKAYUKI DAIKOKU 人生はアートという名の想像力

DDR時代の50セントのコップ一つからドイツの生活は始まった

彫刻家の大黒貴之(@Gross_Schwarz)です。

2011年にドイツにやってきてから、
しばらくはホテル暮らしでした。

20平米もない小さな一室に、
シャワーとトイレだけの簡易な部屋。

そこに2週間ほど滞在しましたが、
個人の空間がないのと 部屋の圧迫感などで
なかなか疲れたのを憶えています。

今では、ラーテノウ市内の道はだいたい頭に入っていますが、
当時は右も左もわからない土地勘でした。

ドイツ語もよく分からないまま、
地図を片手に 部屋を見つけるために市内を歩き回りました。

やっと見つかった今のアパート

なかなか部屋も見つからず、
どうしたものかと思っていた矢先に
滞在していた斜め向かいのアパートの2階に
入居者募集の張り紙が。

それを見たときもう夕方で周囲は薄暗くなっていたのですが、
必死で皿の目にして、連絡先を控えました。

次の日、さっそく連絡をすると大家さんは
とても良い人で さっそくその部屋への引っ越しが決まりました。

ドイツに入国後、許可なしで滞在できる
3か月以内に住居を見つける必要があります。

なぜかというとまず住居がないと滞在許可証が下りないからです。

ですので、見つかったときは本当にやれやれでした。

50セントで買った古いコップ

ブランデンブルク州の部屋は、入居時には基本的に何もありません。

ですので、先ずは生活品からそろえ始めました。
コップ、一つひとつからそろえていきました。
キッチン、洗濯機などの電化製品は中古品です。
机もなく、スーツケースを机替わりにして、
パソコンを使ったり またその上で食事をしていました。

2016.2.20_01 DDR(ドイツ民主共和国)時代のこのコップは今でも大切に使っています。

仕事場で、制作前に熱いお茶を入れて飲む。
そして、ドイツに来たときの初心を思い出すのです。 2016.2.20_02
今では、ずいぶんたくさんのものが増えました。

そろそろ断捨離をしないといけません。

不必要なものは極力、手放すことにしましょう。
そうするとまた必要なものが新しく入ってくると僕は思います。

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