TAKAYUKI DAIKOKU 人生はアートという名の想像力

【アーティストのセルフブランディング】作家ができること、できないことを考える

彫刻家の大黒貴之(@Gross_Schwarz)です。

Webサイト彫刻のない美術館を約3年半ぶりに一新しました。
相変わらずシンプルな構成ですが、
彫刻やドローイング、これまで執筆してきた記事を
引き続き観てもらえればとても嬉しく思います。

今、そして今後は、個人の時代だとよく言われます。

この事は、同時に個人で
全ての責任を負うことを意味していると思います。
ですので、作家として、自身で情報を発信したり、
記録を残しておけることは少しずつでも
やっておくほうがいいのではないかと考えています。

その意味で、情報が整理されて蓄積されいく
Webサイトやブログは価値あるものだと思います。

一方で、1人でできることには
限界があることもまた確かなことです。

自分には何ができて、何ができないのをよく知り、
できないことは信頼できる第三者に委ねることも
また大切なことなのかもしれません。


↑自身で発行したkindle版のカタログ「Takayuki Daikoku sculpture

作家はどこまでブランディング活動をするべきなのか

「だいこくさんもね、
自分で自分の作品の評論をすればいいんだよ」

いつの日だったか、
現代アートの評論家と名乗る人から
そのように言われたことがあります。

じゃあ、アート界の評論家の
仕事とは一体なんなのだろう?と
考えたことがありました。

ごく稀にアーティスト、キュレーション、
評論、プロデュースなど1人で何役も行う
アーティストがいることもまた確かなことです。

あるギャラリストは、そのアーティストと
同じようなことをすると大怪我をしますよ。と、
ご自身の著書で述べられていたのを覚えています。

もう一方で、ある彫刻家の方から
このように教わったことがありました。

「評論家は価値の無いものに
価値をつけていくのが仕事の1つだ」と。

・・・・・

セルフブランディングという言葉が出てきてもう久しい。

自身の活動を世の中の人に知ってもらうために
広報宣伝は必要ですし、インターネットの登場で
それが容易にできる時代になったのですから
出来る人はドンドンやっていくほうがいいとぼくは思います。

ただセルフブランディングはある一定のラインまでは
到達できるけど、その後はどうしても
「第三者」つまりフォロワーが必要になると思うのです。

かつてマルセル・デュシャンはこのように言いました。

「アーティストが生み出す作品だけで完結するのではなく
鑑賞者が創造的行為に加わることによって芸術作品が完成する」

「作品を生み出すのはアーティストであるけれども
後世に作品を残していくのは鑑賞者という第三者なのである」

つまり「価値」というものは一人だけで形成していくものではなく
第三者の創造的な介入が必要になってくるとぼくは考えています。

特に、最初の強力なフォロワーの存在は大変重要だと感じています。

Alles Gute! (アレス・グーテ!)

制作をしているととてつもない不安が襲ってくるときが
ありました。それでも下向きに前進をしていくといずれ
フォロワーが1人2人と増えてきました。

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