彫刻家の大黒貴之(@Gross_Schwarz)です。
はやいもので今年で40歳になります。
2016年の日本では人生80年と言われていますが、
それを日数にするとはたして人の人生は何日ぐらいあるのでしょうか。
今日(2016年11月9日)は生まれてから何日目になるのだろうと計算してみると14,571日でした。
ちなみにぼくの10,000日目は2004年5月5日の子供の日。
それから20,000日目は54歳になっています。
時間の流れに眩暈を感じながら、
それじゃあ、30,000日目は何歳になってるんだ?
と計算したところ、83歳のおじいさんになっています。
仮に本当に83歳まで生きたとして
すでに約半分の生涯時間が去っていこうとしています。
そう考えると生きている時間なんて本当に短いものです。
中学の時、帰りの会で担任の先生が、
「先日、友人が交通事故で亡くなった。
彼は亡くなる前に、
”自分が生まれてから、もうすぐで10,000日目になるんだ。”と言っていた。」
という話をしてくれたのを憶えています。
その前後の話の内容は、失念していますが、
ぼくが生まれてから10,000日目は何をしているんだろう?と
考えていた自分の姿が脳裏に残っています。
その後、美術の道を歩み続け、ドイツに二度の滞在を経て
再び日本で彫刻家として生きているとは夢にも思っていませんでした。
先の先生の友人は、もし生きていたら何をしていたのだろうか?
ぼくは、すでにその日を過ぎて、今なお、自分の決めた道を歩むことができています。
そのようなことを考えると、
彫刻家として歩むべきして歩んでいるのかもしれないと思うことがあります。
参考記事:私はただここにいる。運命?宿命?人生には青写真のようなものがあるのかもしれない。
ぼくの父は20,720日目で逝ってしまいました。
彼の死後、ぼくはその日をとても意識するようになりました。
自分のすぐ前に立っていた人が、いなくなってもう久しくなります。
その日を迎える時、きっと言葉では
うまく表現できない気持ちがこみ上げてくるのは間違いないと思うのです。
「あなたは生まれて今日で何日が経ちますか?」
-2008年12月19日の記事「生まれて何日目ですか?」を加筆添削しました。ー