TAKAYUKI DAIKOKU 人生はアートという名の想像力

彫刻家は腰痛に気をつけよう!ドイツで椎間板ヘルニアを患った記録①

彫刻家の大黒貴之(@Gross_Schwarz)です。

彫刻家は腰痛に苛まれる人が多いようです。

ぼくも腰痛持ちで何度かぎっくり腰のような
状態になったことがありました。

数日間無理せず安静にしていれば
また元通りの生活を送ることができていました。

腰痛をなんとか克服しなければと
一念発起し、トレーニングジムに通ったり、
合気道を始めました。

【前兆】寝返り打てず、座って食事もできなくなった日

2013年、ベルリンのセミヨン・コンテンポラリーで
個展を開催しました。

再びドイツで個展をしたいという目標を持って渡った2011年。

それから、2年半後、ベルリンのコマーシャルギャラリーで
個展という大きなチャンスを持つことができました。

なんとしてでも成功させたいという意気込みがありました。

結果、ギャラリストのセミヨンさんも
「良い展覧会だったよ」と言ってくれましたし、
ドイツの新聞、ターゲスシュピーゲルにも
記事を書いてもらうことができました。

9月に搬出があり、ラーテノウから
ワゴン車をレンタルして、ベルリンまで1人で向かいました。

ちょうど、秋の冷え込みが出始めたのはこの日くらいからです。
外は冷たい雨が降っていました。

「なんだか、腰が痛いなぁ」

そう感じていたのですが、またいつもの腰痛だろうと高を括っていました。

念のためかかりつけの病院で診察してもらいましたが
ただの腰痛でしょうということで痛み止めの注射と
頓服をもらい、またいつものように制作や
合気道の稽古にベルリンまで行っていました。

その数日後、もう耐えきれないくらいの痛みが腰に走ります。

厳密にいうと、右側の臀部から太ももにかけての痛みです。

まるで電気を通されているような鋭い痛み。

寝返りを打つことも座って食事をすることすらできません。

再び、かかりつけの病院にいくと、
今度はMRI検査をするから招待状を書いてくれました。

そのまま、ラーテノウ病院にいきました。

しかし、その病院ではMRI検査の機械が無いので
ブランデンブルクまでいってくださいと。

ブランデンブルクまでラーテノウから車で40分はかかります。

「ええっ~!」

と思いながらも、一度帰宅しました。

妻に相談して、家族に同伴してもらい
車で出かけようとしました。

ちょうどそのとき、上に住んでいる
アパートの大家さんが降りてきて、

「どこにいくの?」と。

「酷い腰の痛みがあって、MRI検査をするために
ブランデンブルクの病院までいくんだ」

「えっ?その状態で車で行くの?」

「うん」

「それはダメよ。危なすぎるわ。
私たちが送っていってあげるから」

大家さんは看護師、彼女と同居しているパートナーの人は医師で、
2人ともラーテノウの医師たちとも連携しています。

すぐにラーテノウ病院の担当医に連絡を取ってくれました。

そして、そのままブランデンブルク病院へ
ぼくを車で運んでくれました。

道中、ぼくは激しい臀部の痛みに耐え、
薄暗くなっていく外の景色を車窓から
ただただボーっと眺めていました。

病院に着いた時には、もう一人で歩くことすらできませんでした。

次回につづく

Alles Gute! (アレス・グーテ!)

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