TAKAYUKI DAIKOKU 人生はアートという名の想像力

ブランデンブルクで人生初の入院 ドイツで椎間板ヘルニアを患った記録②

彫刻家の大黒貴之(@Gross_Schwarz)です。

前回の続きです。

彼らはブランデンブルク病院の正面入り口に
車をつけてくれました。

大家さんのペトラさんが松葉杖を持ってきてくれました。

それにしても、右側の臀部に電流が走るような
鋭い痛みが何度も襲います。

やっとのことで、診察の待合室までたどり着きます。

ペトラさんと彼女のパートナーのアンドレアスさんが、
病院まで連れてきてくれて、
さらに診察の手続きなども行ってくれました。

お陰様で、道中、事故に合うこともなく、
病院での動きもスムーズに行うことができました。

自宅を出発しようかとしていたときに
彼らが偶然にも上の階から降りてきてくれたことは
本当に幸運としかいいようがありませんでした。


待合室に着いてからも、ペトラさんたちは一緒に同席してくれました。

待つこと1時間半、ようやく診察が始まりました。

先ずベッドに寝て、血液検査。

その後、MRI検査のため別室に移動します。

そのときは車椅子に乗り、看護師の男性が
検査室まで押して行ってくれていました。

周囲を眺めると当然ですがドイツ人ばかり。

「ぼくは日本人なんだけど、
日本人をこうして車椅子で押したことがありますか?」

とその看護師に質問すると、彼は

「いや~、ないねぇ~」

と笑顔で答えてくれます。

MRI検査室に到着した後、
車椅子から検査台の上に寝転がるだけで
悲鳴をあげながら、やっとのことで横になりました。

ドイツ人の女性検査技師がその光景を見て、
「辛そうねぇ・・・」という声が聞こえてきそうな表情を
浮かべていたのが妙に記憶に残っています。

「中に入ると大きな音がしますので
このヘッドホンをつけてください。
何か気持ちが悪くなったら、このボタンを押してくださいね」

と彼女が説明をする。

白いマットのようなものを胸に被せて
筒状になっている検査機の中に入ると、
ジジジジーッというけたたましい音が鳴り響いています。

その騒音の中、今までのドイツで生活のことや
これからどうなるのだろうという気持ちばかりが
大きくなっていました。

検査が終わり、やっと医師の診察になりました。

MRI検査の写真を彼が観て

「う~ん、典型的なバンドシャイベンフォアファルだね」
ほら、ここの部分が飛び出しているでしょ?」

この長ったしいBandscheibenvorfall(バンドシャイベンフォアファル)
というドイツ語。

最初その意味が分からず、持っていた電子辞書で調べると

椎間板ヘルニア

とあります。

えっ、まさかと思い、もう一回調べると

やはり

椎間板ヘルニア

「まっ、まさか!」とはこの時のことを言うようです。

診察医が

「じゃあ、このまま入院しますか?」
もし、今日帰ってもきっとまた来ないといけないと思うよ」

ええぇ~、さらに入院ですか~!!

ラーテノウ病院では、入院することにはならないと思うよ。
ということだったので、手荷物だけで
ブランデンブルクにやってきていました。

ペトラさんたちにそのことを告げると
奥さんには、私たちから伝えておくからと。

ということで、人生初の入院がドイツのブランデンブルク病院になりました。

さて、どうなることやら・・・

医療系のドイツ語もよくわからないし・・・
立てないし、歩けないし・・・
日本人はきっとぼく1人だけだし・・・

でも入院初めてなんで、なんだかワクワク感も少しあるし・・・

いやはや、どんな入院生活になることやら。

さらに次回へつづきます。

Alles Gute! (アレス・グーテ!)

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