TAKAYUKI DAIKOKU 人生はアートという名の想像力

メアキッシェ・アルゲマイネ新聞 記事 2014年9月11日付 フリーザック仕事場にて

彫刻家の大黒貴之(@Gross_Schwarz)です。

シュロスパークのための耐候性作品
日本人芸術家、大黒貴之が来年ヴァーゲニッツでインスタレーションを行う
2014.9.11

アンドレアス・カーツ

ヴァーゲニッツ― フリーザックの大黒貴之のアトリエは、そうこうしているうちにたくさんの箱で埋め尽くされている。雫を思い浮かべる白いエレメント。元をただせば古い新聞紙に耐候性のある塗料と和紙で覆い包んでいるということはそこからは伺えない。最終的には600個を完成させなければならないようである。
 というのは、彼は来年のブンデスガルテンシャウ(連邦花博覧会)で、ミューレンベアガーの東側に位置するヴァーゲニッツを飾るインスタレーション制作のために従事しているからである。果実、花、もしくは蕾のようなものを暗示している雫と名づけられたそのものは、鉄枠の中に吊り下げられる。パーク(公園)の中央に高さ4.5メートル(原文のまま)のたくさんのキューブ状の枠がある棚が青空の下で設置される計画である。もう一つの場所には、6つの長方形の立方体が設置される。「有機的なエレメントは、自然の儚さを表しています」と大黒は話す。そして、枠の部分は-人工的で永続的な形象として-その対極を形成している。この作家は、自然と人の手に成ったものを繋ぐという日本の伝統を踏まえているのだ。
 3月には、木彫作品もヴァーゲニッツにあるスウェーデンタワーの前に展示されるという。そのことを彼は大変嬉しく感じている。「この展覧会は、私にとってとても大きな舞台になるでしょう」と話し、また、たくさんの人がこの公園を訪れ、作品を見てくれるよう彼は望んでいる。
 先月、再び整地されたこのシュロスパークは、ハーフェルランド郡がBUGA(ブンデスガルテンシャウ)2015に提案するパークツアーの一つとなる。それは、合わせて8つのランドパークを自転車道でそれぞれ結ぶという計画だ。ネンハウゼン、フリーザック、ゼンツケ、そして、同じくヴァーゲニッツを巡る。
 大黒がヴァーゲニッツで作品を展示できることは、特に郡のBUGAコーディネーターであるブルーノ・ケメーリング氏の陰の力添えがある。彼は、ベルリンのある展覧会のオープニングの際に初めてこの日本人のことを知った。また後に、フリーザック市のアトリエを仲介する手助けをすることにもなった。「その時は、全てのことを受け持つことができるのだろうかと熟慮しました」とケメーリング氏。そうして、大黒と彼のギャリストであるセミヨン氏、そしてハーフェルランド郡という関係が出来上がったのである。作品の選考においては、ミュールベルグの自治体の代表者たちも関与した。
 しかし、2015年の来訪者たちは、ヴァーゲニッツのみで芸術作品に出会えるというわけではない。「私たちはBUGAでは各パークにおいて文化イベントを提供したいのです。それによって、そこに来る家族たちは、さらに何かを発見することができるでしょう」と彼は告知する。彫刻作品の他、演劇も行われ、グロース・ベーニッツでは、ハーフェルシンフォニーが初演を行う祭典が催される。その他の場所でも特別な展覧会が行われるようだ。
 「私たちはBUGAに向けてフライヤーやカタログを発行します。それによって、BUGAに興味をもってもらい、人々の好奇心を掻き立てたいのです。その結果、ヴァーゲニッツにも彼らは来場してくれることでしょう」とケマーリング氏は説明する。カタログは、11月1日、シュロス・レベック(レベック宮殿)で開かれる展覧会の際に見られる予定である。そこでは、ヴァーゲニッツの公園に出展する大黒のインスタレーションの写真作品も展示する。

公園道
ゼンツケ、フリーザック、ヴァーゲニッツ、ネンハウゼン、クリーセン、シュテェリン、リベック、およびグロース・ベーニッツの東湖岸のランドスケープが将来的な公園道に属することになる。

11月にはシュロス・リベックでギャラリスト、セミヨン氏による展覧会が開かれる。
大黒貴之の彫刻作品と画家スザーネ・クナックの抽象風景画を観ることができる。

※記事掲載後、シュロス・リベックでの展覧会オープニングは、2014年11月16日(日)に変更になりました。

翻訳:大黒貴之

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