彫刻のないアトリエ

【フォールド・ドローイング】Folded drawings with color No.01

After returning from Germany I have been doing this series “Folded Drawings” from 2017. Early work was only used in white and black, but gradually it has been used with the color based on red, green and blue. The line is usually drawn with pencil, pen or brush, etc., but part of this line is drawn by “folded”. The environment of the folded line is drawn with a pen or brush. There is no doubt that both are “lines”. Where is the line border? At the solo exhibition in Berlin in June 2018, a German historian commented to me, “Folded Drawings” is reminiscent of “Palimpsest”.

ドイツから帰国後、2017年から制作を始めた「Folded Drawings series / フォールド・ドローイング・シリーズ」です。Fold(折って)drawing(線を引く)という意味が含まれています。初期の作品は、白と黒のみで構成していましたが、やがて赤、緑、青を基調とした色を取り入れていくようになります。線というのは通常、鉛筆やペン、筆などで描きますが、このドローイングに描かれている線の一部は「折る」ことによって描かれています。また折って描かれた線の周辺は、鉛筆や筆で描かれています。ただ、そのどちらも「線」であることには違いありません。線の境界はどこにあるのでしょうか。2018年6月、ベルリンで発表した際、ドイツ人歴史学者の方から「Palimpsest/パリンプセスト」(書かれた文字等を消し、別の内容を上書きした羊皮紙の写本のこと)を彷彿とさせるとコメントしていただいたことはよく記憶に残っています。

2分05秒
2019年
Film:Takayuki DAIKOKU