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巻 1998 "Coil 1998", 1998 H280×W120×D120cm 木・荒縄 Holz, Strohseil ; Foto Takayuki Daikoku

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。

作品をテキストとInstagramの画像を交えながら紹介していく「私の仕事シリーズ」です。

大学時代は、絵画専攻で入学したのですが、当時のカリキュラムで1~2回生の間は彫刻~絵画、版画までの制作を幅広く体験することができました。その中から自分に一番合っているなと感じたものが彫刻でした。彫刻といっても、塑像など粘土で人体をつくるアカデミックな彫刻ではなく自分に合った素材やテーマを研究して制作する彫刻です。

滋賀県では、田んぼや琵琶湖、山に川という環境でよく遊んでいたため自然の素材を使いたいという欲求に駆られていたようです。初期作には、荒縄が主に使われています。

芸大時代の彫刻作品1999年~2000年まで

 
 
 
 
 
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大学3回生の時に制作した彫刻作品。

 
 
 
 
 
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学部の卒業制作展に出品した「巻1999」

 
 
 
 
 
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卒業展に出品した作品「巻1999」を大学の裏山に運んで展示した時の風景です。

 
 
 
 
 
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大学の芸術計画学科が主催した「Interlink~介在する行為~」大阪ビジネスパーク内にあるクリスタルタワーの入り口ロビーに展示しました。印象深くとても良い展覧会でした。

 
 
 
 
 
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大阪西天満の貸画廊で行った初個展に出品した作品。


20年前のある日、大学の先生に尋ねた1つの疑問

大学時代は、制作した後先のことなど考えずに我武者羅に作品をつくれたのではないかと思います。このころから現代アートという言葉がとても気になり始めていました。ただアートはアートなんだけれども「現代アートって何だ?」という疑問がいつもありました。

ある日、大学の先生に「どうすれば、作品で食べていくことができるんですか?」と質問したところ、「君がピカソのように有名になれば、それができるんだよ」という答えが返ってきました。それはわかるんだけど、「どうすればピカソのようになれるのか?」ということを聞きたかったのですが、結局ウヤモヤになってしまいました。

学生時代、「現代アートって何だ?」という疑問に対しても明確に答えてくれる人はいませんでした。確か1999年頃だったと記憶していますが、村上隆さんの彫刻作品「マイ・ロンサム・カウボーイ」の噂が大学内でも流れ始めていました。2022年の今でこそインターネットが普及し、現代アートに関してもさまざまな情報を得ることができますが、当時はそのような環境でした。


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