アーティストのセルフブランディングについて考える:誰がアート作品に価値を付けていくのか
彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 「だいこくさんもね、自分で自分の作品の評論をすればいいんだよ」 いつの日だったか、現代アートの評論家と名乗る人からそのように言われたことがあります。じゃあ、アート界の評論家の仕事とは一体なんなのだろう?と考えたことがありました。ごく稀にアーティス...
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彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 「だいこくさんもね、自分で自分の作品の評論をすればいいんだよ」 いつの日だったか、現代アートの評論家と名乗る人からそのように言われたことがあります。じゃあ、アート界の評論家の仕事とは一体なんなのだろう?と考えたことがありました。ごく稀にアーティス...
彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 私が初めて個展を開催したのは、23歳の時でした。大阪、天満橋のギャラリーで個展をしたのは2000年3月でした。確か、2週間の展示で3万円ほどを支払い、展覧会を開催したのを覚えています。ビルの9階にある小さな一室で、いわゆる貸画廊というレンタルスペ...
彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 ドイツに滞在して制作をしていた頃、ブランデンブルグ州フリーザック市の町外れにあるスタジオで制作をしていました。そのスタジオについて、写真とテキストで紹介します。ドイツ時代のスタジオのお話です。 「年が明けてからも、いつもと変わらない制作の日常が続...
彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 先日、ある人から「アーティストが制作をする上で何を大切にしていますか?」と質問を受けたので「その1つは緊張感です」と答えました。日常の制作において、集中力が途切れて、緊張感がなくなったとき、一旦、手を休めて一呼吸置くことにしています。その緊張感と...
ある本に「作品が制作されてから60年経った時に、それが残っていくのかどうかの大きな節目になる」との一節があった。どのようなアート作品が後世に残っていくのか?また現時点でその作品が本当に良いのかどうかを知ることはできないのだろうか。
GoogleやYahooの登場以降、インターネットを使って自身の仕事や活動の情報を発信できるようになりました。それによって、より多くの人に「存在を知ってもらう」チャンスが広がりました。制作された作品と同じくらい、その存在を人に知ってもらうことは大切なことです。
アート?好きなことができていいねぇ。と今までに何度も聞きました。しかし現代アートも花屋さんで売っているお花もさほど変わらないのではないでしょうか。世の中の全てはリンクしているのです。
作品ピックアップシリーズ彫刻。大学時代のエピソードを交えながら彫刻作品を紹介していきます。
物事が動き出す時に、私たちはよく「機が熟す」という言葉を使います。物事が動き始めるとき、そしてそれを実行した原因の結果はいつ表れ始めるのでしょうか?
現代アートの作家として生きていく人とはどのような人たちなのでしょうか。ぼくの周辺を眺めてみるとこのような人たちが作家として生き残っているように思います。
僕が初めてヨーロッパに降り立ったのは、今から15年前の2001年初冬の頃でした。2001年ベルリンに向かう前の心境と渡独の理由を綴ります。
文化、習慣など環境が異なる日本とドイツ。言葉を超えた表現言語で人に伝える芸術は、人の普遍的な部分に伝達できる手段の一つだと思います。素晴らしい現代アート作品も、人の深層部をくすぐる力を秘めていると実感しています。
ニューヨークでは、「プロの芸術家」という定義をちゃんと設けているそうです。具体的にどのような人がプロの芸術家と認知されるでしょうか。書籍「ニューヨーク―芸術家と共存する街」を拝読して。