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アートのお話

アーティストのセルフブランディングについて考える:誰がアート作品に価値を付けていくのか

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 「だいこくさんもね、自分で自分の作品の評論をすればいいんだよ」 いつの日だったか、現代アートの評論家と名乗る人からそのように言われたことがあります。じゃあ、アート界の評論家の仕事とは一体なんなのだろう?と考えたことがありました。ごく稀にアーティス...

礎 No.2 "Foundation No.2", 2000, H190×W330×D120(cm) 木・荒縄・布・彩色 Holz, Strohseil, Stoff, farbung ; Foto Takayuki Daikoku
作家活動のこと

日本のギャラリーで初個展をした大阪天満橋での思い出:苛立ち、嬉しさ、むず痒さ

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 私が初めて個展を開催したのは、23歳の時でした。大阪、天満橋のギャラリーで個展をしたのは2000年3月でした。確か、2週間の展示で3万円ほどを支払い、展覧会を開催したのを覚えています。ビルの9階にある小さな一室で、いわゆる貸画廊というレンタルスペ...

作家活動のこと

大黒貴之がドイツで4年間制作をしたスタジオのこと:ブランデンブルグ州フリーザック市

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 ドイツに滞在して制作をしていた頃、ブランデンブルグ州フリーザック市の町外れにあるスタジオで制作をしていました。そのスタジオについて、写真とテキストで紹介します。ドイツ時代のスタジオのお話です。 「年が明けてからも、いつもと変わらない制作の日常が続...

アートのお話

ミハイ・チクセントミハイ氏のフロー体験:アーティストが制作をする上で大切にしていること

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 先日、ある人から「アーティストが制作をする上で何を大切にしていますか?」と質問を受けたので「その1つは緊張感です」と答えました。日常の制作において、集中力が途切れて、緊張感がなくなったとき、一旦、手を休めて一呼吸置くことにしています。その緊張感と...