WORKS

Wood Cell / ウッド・セル

このWood Cellは、ブランデンブルグ州ハーフェルランド郡が購入し、このヴァーゲニッツ村に納品されました。

2015年ドイツのヴァーゲニッツ村に設置されたドイツ・オークから成る彫刻「Wood Cell / ウッド・セル」は、高さが325㎝ありオーク材の丸いパーツを一つずつ積み上げています。中心部にあるステンレスの芯は、ドイツ人の職人さんと相談しながら作ってもらいました。その芯を包み込むようにオーク材をはめ込んでいます。当然、無垢のままだと重みに耐えられないので、オークの中は2~3㎝の外縁を残してクルミの殻のようにゴッソリとくり抜いています。背景に見えるレンガでつくられた建築物はかつてこの土地の地主であったブラドー家の宮殿の一部で、その台所として使われていました。宮殿は老朽化が激しく取り壊されてしまいましたが台所は1980年代に補強されてこのヴァーゲニッツ村のランドマークとして残っています。年行事の際には、この広場でイベントが催されるそうです。

Wood Cell
2014-2015
325×180×90 cm
ドイツオーク・ステンレス・コンクリート製台座
ドイツ・ブランデンブルグ州ハーフェルランド郡ヴァーゲニッツ

 

CATEGORIES

彫刻, COMMISSION WORKS