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フォールド・ドローイング 大黒貴之
現代アート

彫刻は触覚の芸術、そして「現実」と「行為」 : ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻論とドローイング

触感の芸術、社会芸術論、フォールド・ドローイング 彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 彫刻とはどういうものかと尋ねられれば、「現実」と「行為」だと答えるでしょう。 18 世紀ドイツの哲学家ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーは、彫刻は触覚の芸術であると論じました。またそれは世界を理解す...

彫刻

人間のみが持っている概念とは何か?サピエンス全史と時計を使用した作品

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 ユヴァル・ノア・ハラリ氏著作の「サピエンス全史」によると地球上の生物で、人間のみが持っている概念は言葉と数字だと言います。言葉と数字によって、人類は飛躍的に文明を発展させてきたそうです。それらの発見によって、人間は新しい概念を築くことができました...

ドローイング

大黒貴之の作品を写真と動画で紹介します:フォールド・ドローイング・シリーズ

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 今回はFolded Drawingについての紹介をします。このシリーズは、日本に帰国後、2017年から制作を始めた作品です。そこにはFold(折って)drawing(線を引く)という意味が含まれています。初期の作品は、白と黒のみで構成していました...

彫刻家,現代アート,ドローイング,大黒貴之
ドローイング

大黒貴之の作品を写真とメイキング動画で紹介します:Inverted Drawing

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 Inverted Drawing(反転するドローイング)を紹介します。このドローイングは、地と線の白と黒が反転しています。白は紙の地の色、また黒は鉛筆の黒色です。線と地の二項の間で揺れ動く様を具現化したドローイングです。このシリーズは、2014年...

アートのお話

なぜドローイングを描くのか。ドローイングはシンプルがゆえにアーティストの実力が現れる

「スランプに陥ったときには特にドローイングをするのが良い。自分がまだ発見できていない新しい領域を見つける手がかりになるんだよ」と。ぼくのギャラリストでもセミヨンさんは教えてくれました。また彼は「それは作品の本質的特徴を表わしている」とも言いました。