アート鑑賞のコツと重要性:芸術作品を鑑賞することはなぜこれから大切になってくるのか?
彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 私たちは「アート」や「アーティスト」という言葉をよく聞いたり、使ったりします。しかし、アート作品をどのように鑑賞すればよいのか、学校の授業で習う機会は少なかったのはないかと思います。公立中学校では3年間を通して美術授業がありますが、高校になると、...
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彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 私たちは「アート」や「アーティスト」という言葉をよく聞いたり、使ったりします。しかし、アート作品をどのように鑑賞すればよいのか、学校の授業で習う機会は少なかったのはないかと思います。公立中学校では3年間を通して美術授業がありますが、高校になると、...
彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 日本で育った私たちが最初に、アート、つまり「美術」という言葉を最初に知るのはおそらく中学校でしょう。小学校では図工という教科で、絵や立体物などを創作します。私は、中学校、高校で美術の授業を受け持った経験があります。公立中学校では義務教育ということ...
ある本に「作品が制作されてから60年経った時に、それが残っていくのかどうかの大きな節目になる」との一節があった。どのようなアート作品が後世に残っていくのか?また現時点でその作品が本当に良いのかどうかを知ることはできないのだろうか。
「スランプに陥ったときには特にドローイングをするのが良い。自分がまだ発見できていない新しい領域を見つける手がかりになるんだよ」と。ぼくのギャラリストでもセミヨンさんは教えてくれました。また彼は「それは作品の本質的特徴を表わしている」とも言いました。
「現代アート?」また、ぼくの作品を観て「?」が頭に点灯する光景を数多く目の当たりにしてきましたが、なぜそのような状態になってしまうのでしょうか。ぼくの考察です。
見栄って人なら誰でも張ってみたくなるもの。だって少しでも人からよく見られたい心理がありますからね。「ハコモノ」という言葉を聞いてもう久しいです。この言葉は「見栄を張る」心理とリンクしているようにぼくには映ります。
アート?好きなことができていいねぇ。と今までに何度も聞きました。しかし現代アートも花屋さんで売っているお花もさほど変わらないのではないでしょうか。世の中の全てはリンクしているのです。
日本でギャラリーと言われている場所は90%くらいの割合で貸画廊だと言われています。世界的にはアートギャラリーといえばコマーシャルギャラリーのことを指します。それらの違いは何なのでしょうか?
現代アートの環境はまだまだ世界と乖離していると言われていますが、建築や映画界の環境はどうなのだろう
現代アートってわからないという言葉をよく聞きますが、歴史や作品背景を知ればこのアートジャンルも面白いんですよ。ということで、今回は、抽象表現主義の最終形、ミニマルアートについての話をします。
アートは自由だと言われますが、大切なことは発想や想像の自由であって、なんでも有りの自由だということではないと思います。ルールがあるからこそ面白く、また感動することがあるのです。
彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 今回は、現代アートの父ともいわれているマルセル・デュシャンのお話をします。かつてマルセル・デュシャンという芸術家がいました。今からさかのぼること、100年前の1917年、ニューヨークのアンデパンダン展という誰でも参加できる公募展が開催されました。...
文化、習慣など環境が異なる日本とドイツ。言葉を超えた表現言語で人に伝える芸術は、人の普遍的な部分に伝達できる手段の一つだと思います。素晴らしい現代アート作品も、人の深層部をくすぐる力を秘めていると実感しています。
梱包するアーティスト、クリスト&ジャン・クロードのクリストさんが東京藝術大学で講義を行い、その様子をインターネットを通じて観ることができました。
ニューヨークでは、「プロの芸術家」という定義をちゃんと設けているそうです。具体的にどのような人がプロの芸術家と認知されるでしょうか。書籍「ニューヨーク―芸術家と共存する街」を拝読して。