【ご報告】 大黒貴之のカタログが出版されましたよ

      2016/11/15

ドイツで制作してきた作品の記録が一冊にまとまりました

medium56
彫刻家の大黒貴之です。

ドイツにやってきて5年以上が経ちました。

2011年4月に渡独してから、嫌なこと、悔しいこと、
感動すること、人の情に涙すること・・・
本当にいろんなことがありました。
しかし、困った時にはいつも誰が助けてくれました。
お陰様で、立ちはだかる壁を一つずつ乗り越えてこれたように思います。

所属しているセミヨン・コンテンポラリーのギャラリスト、
セミヨンさんから多くのアドバイスと協力の下、ベルリンや
ブランデンブルク州、メクレンブルク・フォアポンメルン州などで
グループ展、二人展、アートフェアなどに参加、
そして4回の個展を開催させていただけることができました。

このカタログには、主に2011年から16年まで、
ドイツで制作してきた彫刻、ドローイング、ペインティング、
野外彫刻、インスタレーションの作品が収録されています。

また、セミヨンさんによる評論を日独英語で掲載しています。

2002年、ベルリンで彼と出会ってから、14年が経ちます。

一度日本に帰ってから、数年後に再び渡独をし、
今度は、ギャラリストと作家として
一緒に仕事ができたことや共有できた時間は、
ぼくととってかけがえのない貴重な時間でした。
また、彼から学んだことは、本当にたくさんありました。
このカタログは、その彼との合作と言っても過言ではありません。

カタログ アートと自然の融合

作品ができたときは、「あっ、また一つできたな」 という心境でしょうか。

大きな作品をつくるときには、必死になっているので、
むしろ、「完成してよかったなぁ」という気持ちのほうが強いのかもしれません。

しかし、このように数年分の作品を一冊にまとめて
振り返ってみると、作品の流れがわかります。

新作の作品にしても、過去のある時点で、
すでにその前兆となる作品が生まれているのが伺えますし、
自分の世界というものが浮き上がってきているようにも感じます。

このようなカタログや第三者の言葉というテキストが、後々、記録として残っていくのでしょう。

ドイツにも、作家としての足跡を残すことができ本当に嬉しく感じています。

             ・・・

DIE HOCHZEIT VON KUNST UND NATUR /アートと自然の融合
2016
20 x 25.5 cm
ソフトカバー
80頁
カラー
エディション
500部
ISBN-No. 978–3–9816830–3–5
発行者 H.N.Semjon / Semjon Contemporary

カタログ アートと自然の融合

Author by gross-schwarz

プロフィール定型文一括

ご質問・ご意見・作品資料
プロフィール
彫刻
ドローイング

Facebookページのフォローしていただければ嬉しいです!

Instagram

- Instagramもやっています -


人気記事 5選

1
アートは自由がいいのか?ルールがあるほうがいいのか?日本と世界の現代アートの環境は乖離している。

アートは自由だと言われますが、大切なことは発想や想像の自由であって、なんでも有りの自由だということではないと思います。ルールがあるからこそ面白く、また感動することがあるのです。

2
ギャラリストとアーティストは二人三脚で新しい音色をつけていく

作家とギャラリストの本当に良い関係は、近すぎず、そして遠すぎず、お互いをリスペクトし、信頼、感謝できるものでなくてはなりません。ベルリンのギャラリーと仕事をしながら想うこと。

SC-preview-04 3
ベルリンのギャラリストから学ぶことと日本の貸画廊システムについて

現代アートの世界で制作した作品を発表する場所の一つとしてギャラリーが挙げられます。しかし日本とドイツのギャラリー事情は違うようです。美術に携わる人たち以外にはあまり知られていないこの事情を書いてみたいと思います。

renmen Ensemble (outdoor), 2015, Variable ,Mixed Media  (Land Art Schlosspark Wagenitz) Photo : Takayuki Daikoku 4
「圧倒的な異質性」が現代アートの一つのキーポイントになる

現代アートは、対象物をうまく描けるとか具現化できるかというところで勝負をしているのではなく、キーワードの一つに「圧倒的な異質性」を押し出すことができるかどうかが一つの勝負所ではないかと考えています。

ギャラリスト 5
現代アートにおいての重要な職業ギャラリスト。ーベルリンのギャラリストとの交流からー

現代アートのギャラリストとはどのような仕事をするのでしょうか。ベルリンのギャラリスト、H.N.セミヨンさんとの交流から垣間見たぼくの一場面です。

 - , 展覧会, お知らせ