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作家活動のこと

アートと情熱: 彫刻家の旅路と個展案内状の進化

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 展覧会の開催に当たって、ほとんどの場合、案内状、いわゆるDMを作ります。まだ学生だった2000年、大阪天満橋にある貸画廊で3万円ほどの賃料を払って半企画的な個展を開催しました。今日では自分でデータを作成して、デジタルデータのままメールなどで案内状...

作家活動のこと

大黒貴之がベルリンのギャラリーで開催した個展:「連綿 -途切れることなく-」

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 2011年にドイツへ渡ってから約1年半後、ベルリンのセミヨン・コンテンポラリーで個展を開催することができました。 現地の環境、文化、デザインなどが近江の自然の影響を受けた有機的な彫刻フォルムに上書きされ、私の作品は、論理的、数学的な美を取り入れた...

アートのお話

アーティストのセルフブランディングについて考える:誰がアート作品に価値を付けていくのか

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 「だいこくさんもね、自分で自分の作品の評論をすればいいんだよ」 いつの日だったか、現代アートの評論家と名乗る人からそのように言われたことがあります。じゃあ、アート界の評論家の仕事とは一体なんなのだろう?と考えたことがありました。ごく稀にアーティス...

礎 No.2 "Foundation No.2", 2000, H190×W330×D120(cm) 木・荒縄・布・彩色 Holz, Strohseil, Stoff, farbung ; Foto Takayuki Daikoku
作家活動のこと

日本のギャラリーで初個展をした大阪天満橋での思い出:苛立ち、嬉しさ、むず痒さ

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 私が初めて個展を開催したのは、23歳の時でした。大阪、天満橋のギャラリーで個展をしたのは2000年3月でした。確か、2週間の展示で3万円ほどを支払い、展覧会を開催したのを覚えています。ビルの9階にある小さな一室で、いわゆる貸画廊というレンタルスペ...

人生論

運気を上げるには根気が必要、そして根気はある程度の○○さが必要

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 「運根鈍」という言葉を何かで読んだ記憶があります。運気を上げるには根気が必要、そして根気はある程度の鈍感さが必要だと。 結局は、最後までそのフィールドに残った者が生き残ることになります。外野の人は好き勝手にいろんなことを言いますが、そんなことはど...

大黒貴之,ドイツ,秋の森,彫刻,現代アート
作家活動のこと

ドイツ、ブランデンブルグ州の森に展示した大黒貴之の彫刻:renmen ensemble

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 2015年ドイツのヴァーゲニッツ村で開催された野外彫刻展のメイキングや自然公園の森の中に展示をした彫刻の動画を当時撮影していましたので、それらを編集してYouTube上にアップしています。作品のアーカイブや自身が見てきた風景などを映像やインターネ...

作家活動のこと

大黒貴之がドイツで4年間制作をしたスタジオのこと:ブランデンブルグ州フリーザック市

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 ドイツに滞在して制作をしていた頃、ブランデンブルグ州フリーザック市の町外れにあるスタジオで制作をしていました。そのスタジオについて、写真とテキストで紹介します。ドイツ時代のスタジオのお話です。 「年が明けてからも、いつもと変わらない制作の日常が続...

作家活動のこと

大黒貴之の彫刻シリーズを写真と動画で紹介します:集積型タイプの彫刻

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 私の作品を分類すると現在のところ彫刻、ドローイング、タブロー、インスタレーションとなっています。 さらに彫刻の中でも集積型、吊り下げ型、drops-line renmen タイプにシリーズ化されています。 第一回目は集積型タイプの彫刻/sculp...

アートのお話

ミハイ・チクセントミハイ氏のフロー体験:アーティストが制作をする上で大切にしていること

彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。 先日、ある人から「アーティストが制作をする上で何を大切にしていますか?」と質問を受けたので「その1つは緊張感です」と答えました。日常の制作において、集中力が途切れて、緊張感がなくなったとき、一旦、手を休めて一呼吸置くことにしています。その緊張感と...