TAKAYUKI DAIKOKU 人生はアートという名の想像力

作品紹介①彫刻 -pile-type/集積型

彫刻家の大黒貴之です。

自身の作品をご紹介していきたいと思います。
僕の作品を分類すると現在のところ
彫刻、ドローイング、タブロー、
インスタレーションとなっています。
さらに彫刻の中でも集積型、吊り下げ型、
drops-line renmen タイプにシリーズ化されています。

第一回目は彫刻作品の集積型をご紹介します。
sculpture “pile-type”
1998-2018


旋風/Wirbel, 2013, 35,5x20x16cm ,photo: Jürgen Baumann, 個人蔵/private collection

僕の彫刻の特徴の一つとして、
シンプルなパーツが連続して、積み上がる、
或いは集積するということが挙げられます。

パーツを足したり引いたりして、
組み立てながらフォルムを構築しています。

行為としては、彫刻と彫塑の間のような
ものなのかもしれません。


ウッドヘンジ/Woodhenge, 2013, 32x16x14cm, photo:Jürgen Baumann


ゾイレ No.1/Säule Nr.1, 2013, 74,5x22x20cm, photo:Jürgen Baumann


旋風 / Werbel No.02, 2018, 62×20×20cm, photo: Ken KATO

自然界の現象を眺めると、
例えば、樹木は、葉や枝の連続性から成り立っています。
またその樹々の連続性は林となり、
森になり、また山と成ります。

視点をフォーカスさせるとそれは細胞、
さらにズームすると原子の連続帯が物質を
形成させていると言えましょう。

このpile/集積型の彫刻は、
そのような自然の現象をデフォルメしたもののように映ります。


巻 1998/Coil 1998, 1998, H280×W120×D120cm, photo:Yasutaka Yamada


巻1999/Coil1999, 1999, H350×W300×D270(cm), photo Takayuki Daikoku

こちらは、学生時代の作品で、木と荒縄で形成した
四角いパーツを組上げた彫刻です。

この頃から、自然素材を多用していました。


Wood Cell with Takayuki Daikoku in Wagenitz, Germany, 2014-2015

2015年ドイツのヴァーゲニッツ村に
設置されたドイツ・オークから成る彫刻
「Wood Cell」は、高さが325㎝あり、
オーク材の丸いパーツを一つずつ積み上げています。

中心部にあるステンレスの芯は、
ドイツ人の職人さんと相談しながら作ってもらいました。

その芯を包み込むようにオーク材をはめ込んでいます。
当然、無垢のままだと重みに耐えられないので、
オークの中は2~3㎝の外縁を残して、
クルミの殻のようにゴッソリとくり抜いています。

背景に見えるレンガでつくられた建築物は
かつてこの土地の地主であったブラドー家の宮殿の一部で、
その台所として使われていました。
宮殿は老朽化が激しく取り壊されてしまいましたが
台所は1980年代に補強されてこのヴァーゲニッツ村の
ランドマークとして残っています。
年行事の際には、この広場でイベントが催されるそうです。

このWood Cellは、ブランデンブルグ州
ハーフェルランド郡が購入し、
このヴァーゲニッツ村に半永久設置されました。


woodbreeze, 2016, 53×28×26 cm, photo:Takayuki Daikoku


緑の密談/Das grune Geheimgespräch, 2012, H109×B24×T20cm, photo:Takayuki Daikoku, 個人蔵/private collection

他の彫刻作品はこちらにまとめています。

このような記事も書いています。

制作をするときに、大切なこと一つは
程よい緊張感なのだと思います。

芸術家に必要なことに3つの重要なことがあると考えています。
作品、実績、あと一つは…

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