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彫刻家の大黒貴之(@takayuki_daikoku)です。

私の作品を分類すると現在のところ彫刻、ドローイング、タブロー、インスタレーションとなっています。
さらに彫刻の中でも集積型、吊り下げ型、drops-line renmen タイプにシリーズ化されています。

第一回目は集積型タイプの彫刻/sculpture “pile-type”をご紹介します。

 
 
 
 
 
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私の彫刻の特徴の一つとして、シンプルなパーツが連続して、積み上がる、或いは集積するということが挙げられます。パーツを足したり引いたりして、組み立てながらフォルムを構築しています。行為としては、彫刻と彫塑の間のようなものなのかもしれません。

 
 
 
 
 
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自然界の現象を眺めると、例えば、樹木は、葉や枝の連続性から成り立っています。またその樹々の連続性は林となり、森になり、また山と成ります。視点をフォーカスさせるとそれは細胞、
さらにズームすると原子の連続帯が物質を形成させていると言えましょう。

このpile/集積型の彫刻は、そのような自然の現象をデフォルメしたもののように映ります。

こちらの作品へベルリンのギャラリーで開催した個展「3×SOLO TAKAYUKI DAIKOKU展」に出品しました。

 
 
 
 
 
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こちらは、学生時代の作品で、木と荒縄で形成した四角いパーツを組上げた彫刻です。この頃から、自然素材を多用していました。

 
 
 
 
 
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2015年ドイツのヴァーゲニッツ村に設置されたドイツ・オークから成る彫刻「Wood Cell」は、高さが325㎝あり、オーク材の丸いパーツを一つずつ積み上げています。

中心部にあるステンレスの芯は、ドイツ人の職人さんと相談しながら作ってもらいました。その芯を包み込むようにオーク材をはめ込んでいます。当然、無垢のままだと重みに耐えられないので、オークの中は2~3㎝の外縁を残して、クルミの殻のようにゴッソリとくり抜いています。

背景に見えるレンガでつくられた建築物はかつてこの土地の地主であったブラドー家の宮殿の一部で、その台所として使われていました。宮殿は老朽化が激しく取り壊されてしまいましたが
台所は1980年代に補強されてこのヴァーゲニッツ村のランドマークとして残っています。年行事の際にはこの広場でイベントが催されるそうです。

このWood Cellは、ブランデンブルグ州ハーフェルランド郡が購入し、このヴァーゲニッツ村に半永久設置されました。

 
 
 
 
 
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動画でも彫刻作品をまとめています。


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