ベルリンでの個展 「3×SOLO TAKAYUKI DAIKOKU展」
2017/11/23
彫刻家の大黒貴之(@Gross_Schwarz)です。
6月10日、個展3×SOLO TAKAYUKI DAIKOKU展がベルリンで開催されました。
当日は、サッカーのヨーロッパ選手権が開催されていたのもかかわらず、
多くの方が来場くださり、何かジーンと去来するものがありました。
同時開催しているのはヘンリック・U・ミュラーさんとウテ・エッシッヒさん。
Henrik Urs Müller ( Experimental Photography)
ヘンリックさんは、ぼくの彫刻を初めて購入してくださった方で、
2002年、第一次渡独のベルリン滞在中には、とてもお世話になりました。
彼は、とても思い入れがあるドイツ人です。
Ute Essig ( Porcelain Installation & Stitchwork)
2人ともとても気品のある作品をつくられます。
その彼らと同時期に個展を開催できることに大きな喜びを感じています。
Takayuki Daikoku (Sculptures and Carve Paintings)
そして、これを機に初めてのソロカタログが出版されます。
ISBNナンバーのついた立派な書籍として世に出されますよ。
カタログ紹介が7月3日(日)15時から、
会場のセミヨン・コンテンポラリーで行われます。
展覧会は、7月23日(土)まで続きます。
火~土 13時から19時まで。
Semjon Contemporary
Schröderstraße 1, 10115 Berlin
人気記事 5選
-
1
-
アートは自由がいいのか?ルールがあるほうがいいのか?日本と世界の現代アートの環境は乖離している。
アートは自由だと言われますが、大切なことは発想や想像の自由であって、なんでも有りの自由だということではないと思います。ルールがあるからこそ面白く、また感動することがあるのです。
-
2
-
ギャラリストとアーティストは二人三脚で新しい音色をつけていく
作家とギャラリストの本当に良い関係は、近すぎず、そして遠すぎず、お互いをリスペクトし、信頼、感謝できるものでなくてはなりません。ベルリンのギャラリーと仕事をしながら想うこと。
-
3
-
ベルリンのギャラリストから学ぶことと日本の貸画廊システムについて
現代アートの世界で制作した作品を発表する場所の一つとしてギャラリーが挙げられます。しかし日本とドイツのギャラリー事情は違うようです。美術に携わる人たち以外にはあまり知られていないこの事情を書いてみたいと思います。
-
4
-
「圧倒的な異質性」が現代アートの一つのキーポイントになる
現代アートは、対象物をうまく描けるとか具現化できるかというところで勝負をしているのではなく、キーワードの一つに「圧倒的な異質性」を押し出すことができるかどうかが一つの勝負所ではないかと考えています。
-
5
-
現代アートにおいての重要な職業ギャラリスト。ーベルリンのギャラリストとの交流からー
現代アートのギャラリストとはどのような仕事をするのでしょうか。ベルリンのギャラリスト、H.N.セミヨンさんとの交流から垣間見たぼくの一場面です。